
最近よく耳にする「暗号資産」というワード。よく仮想通貨の話と一緒に耳にしますが、何が違うかよくわかりませんよね。
結論からいうと、「仮想通貨」「暗号資産」この二つの言葉は、実は同じもののことを指すのです。しかし、以下のようなことから「呼び名を変えよう」という変動が起こりつつあるのです。
どうして変わったの?
皆さんが想像する仮想通貨は、従来、「Virtual Currency(仮想通貨)」や、「Cryptocurrency(暗号通貨)」といった名称で呼ばれていました。
しかし、2018年3月19日~20日にかけてアルゼンチン・ブエノスアイレスにて行われたG20サミットの共同声明にて「Crypto Assets(暗号資産)」という呼称が発表されました。
これをきっかけに、同年12月から、日本でも金融庁の取り決めにより、「暗号資産」と呼ばれ始めることになりました。
なぜこのような変更をしたのかというと、
「仮想通貨(暗号通貨)が通貨としての特性を欠いている」
「『通貨』という名称がつくことにより実際に物理的に触れられる法定通貨と混同されることを防ぐため」
などが挙げられています。
しかし、こう呼ぶことはあくまでも法的強制力のない取り決めであり、各業者で呼び方を「暗号資産」に統一することが義務付けられているわけでは無いようです。
現段階では、「暗号資産」という名称がどのくらいで浸透するかは定かでありません。
仮想通貨と暗号資産って何が違うの?
仮想通貨を暗号資産と呼ぶことはできますが、暗号資産を仮想通貨と呼ぶことはありません。暗号資産という大きな枠組みの中に仮想通貨が入っているという考え方ができます。
つまり、仮想通貨から暗号資産へ呼び名が変わっただけであり、ほぼほぼ同じものと言っても過言ではないのです。今後「暗号資産」という呼び方が定着するかどうか、必見ですね!