暗号資産(仮想通貨)チャートの読み方と使い方

暗号資産(仮想通貨)取引を行う際に欠かせないのがチャートです。

みなさんは、暗号資産(仮想通貨)のチャートの見方はわかりますか?

 

暗号資産(仮想通貨)を始めたいけど始められない原因の一つは、

「チャートの読み方がよくわからない・どう活用したらいいかわからない」

という方もいらっしゃると思います。

 

しかし、チャートのパターンを把握し、指標を組み合わせたりすることで、価格の動向を推測することができるようになります。

取引するうえでは絶対に抑えておきたいところですよね。

 

「取引をしてみたい!」という方も、「デモトレードしてみたい!」という方も、チャートの読み方と活用の仕方を覚えて、ぜひ取引にチャレンジしてみましょう!

暗号資産(仮想通貨)チャートの見方

チャートは基本的に1時間・1日・1週間といった機関を刻んで値動きの推移をグラフ化したものです。

中にはもっと細かく分刻みや秒刻みで推移を表しているグラフもありますね。

 

ここで目が行きがちなのが価格です。

しかし、単純に価格を見るだけでは高いか低いかを判断することはできません。

 

チャートにはきちんとした見方や分析の仕方があります。

しかも、その分析の仕方や見方は複数あるのです。

では詳しく見ていきましょう。

ローソク足(あし)

ローソク足とは

ローソク足とは、暗号資産(仮想通貨)に限らず、株価などの金融商品の価格変動をグラフで表す方法の一つです。

形がローソクに似ているのでその名前が付きました。

 

各ローソク足は、四角の実体部分と、その上下に細く伸びるヒゲ線で形成されています。

これは単独でと呼ばれることもあり、時間の単位ごとに呼び方が変わります。

例: 1日単位―日足、 1週間単位―週足、 1か月単位―月足

 

ローソク足には、始値、高値、安値、終値の四本値と呼ばれる値が示されています。

それぞれの期間内に最初に売買が成立した価格が始値、最後に売買が成立した価格が終値となっています。

 

1本のローソクが示す時間はこの足の表示をチャート上で切り替えることで変わります。

5分足、30分足、一時間足など、チャートによって細かさは違いますが、例えば5分足におけるローソク1本には、5分間の始値・終値・安値・高値の情報が詰め込まれていると考えることができます。

 

また、ローソク足には「陽線」「陰線」の二つがあり、多くの場合はローソク足一本ごとに色分けされています。

終値が始値よりも高い状態のローソク「陽線」終値が始値よりも低い状態「陰線」と呼びます。

 

始値と終値の値幅の大きさでローソクの長さが変わるのですが、値幅が大きいということは、価格が大きく変化したということを示しています。

 

なお、先ほどもあったとおり、ローソク足はそれぞれ見たい時間の単位で長さが変わります。

足の長さが長ければ長いほど、短い単位のグラフをまとめたものであると認識してください。

↑5分足のチャート

 

↑1時間足のチャート

「みんなの仮想通貨」より

 

ローソク足のヒゲの意味

先ほども書いた通り、ローソクの実体部分から上下に伸びている線のことを「ヒゲ」と呼び、ヒゲは安値と高値を表しています。

 

上に向かって伸びている方を「上ヒゲ」、下を「下ヒゲ」と呼びます。

上髭の先端が高値、下ヒゲの先端は安値です。

 

それぞれのヒゲの長さを見ることで終値に対して価値をどのくらい戻したかがわかります。

 

このヒゲに注目することによって、取引の勢いや方向性がわかります。

上ヒゲが長い場合、価格が上昇するのに抵抗がある=価格が上がりにくい

下ヒゲが長いときは価格が下降するときに抵抗がある=価格が下がりにくい

というように、ヒゲが長いと、そのヒゲが指す方向には行きづらいと覚えておきましょう。

 

ローソク足の基本パターン

ここからは、ローソク足が示している基本的なパターンを解説していきます。

1.大陽線と大陰線

チャートの中のローソク足の実体部分に注目してみましょう。

実体部分が長いものがあるかと思います。

先ほどもあった通り、実体部分が長いといいうことは、始値から終値までの価格差が大きい、つまり、勢いよく価格が上昇したということになります。

 

陽線と陰線でそれぞれ実体が長いものがありますが、見出しからもお分かりいただける通り、実体部分の長い陽線は「大陽線」陰線の場合は「大陰線」と呼びます。

この時、長さの見極めは、他のローソク足の長さと比べることで長いかどうかを判断します。

 

2.小陽線と小陰線

今度は、実体の部分が短いローソク足に注目してみましょう。

ヒゲがほとんどない、実体が短いローソク足を例にとってみてみましょう。

このようなローソク足は、価格が始値から終値までほとんど変わらなかったころを表していますので、価格の方向性がついていないと判断しましょう。

 

このような短いローソク足のことを「小陽線・小陰線」と呼びます。

 

3.十字架(同時線)

チャートの中には実体部分がほとんど伸びておらず、ヒゲの部分だけ伸びているローソク足があるかと思います。

これは十字線です。

 

これは暗号資産(仮想通貨)の価格に変動があったのに、始値と終値がほぼ同じ金額であったことを示しています。

つまり、買いの勢力と売りの勢力が拮抗していることを表しています。十字線はヒゲの伸びている方向や長さによって呼び方が変わります。

十字線の呼び方 特徴
十字線 上下にヒゲが短い
足長同事線 上下にヒゲが長い
トウバ 上ヒゲのみある
トンボ 下ヒゲのみある

この四つの十字線は、いずれも相場の転換点を表しているので、移動平均線を使ってどちらに転換するのか見極めましょう。

 

4.陽の丸坊主・陰の丸坊主

大陽線と大陰線は注意すべきであると述べましたが、中でも特に注目したいのが上下にヒゲのないローソクです。

ヒゲがない=価格が一方向に動いた=トレンドが強い と覚えておきましょう。ヒゲのある状態に比べると、非常に勢いのある状態ということなのです。

その中でも、大陽線でヒゲがないものは「陽の丸坊主」、大陰線でヒゲがないものは「陰の丸坊主」と呼ばれます。

 

5.上影陽線・上影陰線・トウバ

次に、ヒゲが長く伸びているローソク足の解説をします。

まずは上ヒゲの長いローソク足ですが、3種類ありますので、順番に説明していきます。

 

1.上影陽線(陽線+上ヒゲ)

陽線の上ヒゲが長く伸びているローソク足を上影陽線と呼びます。この場合は始値より高い状態で売買を終えていますが、価格の上昇をしのぐ売りの勢いで価格が戻ってしまっています。つまり、価格の上昇する力が弱いパターンであることを示しています。

 

上昇基調の時に現れたら売りのサインとなり、逆に下落基調の際に現れた場合は売戻が強いわりに始値よりも高い状態で終わった(底打ち)の状態と判断できます。

 

上影陰線(陰線+上ヒゲ)

陰線から上ヒゲが長く伸びているものは上影陰線と呼ばれます。

これは価格が上昇したものの、売られてしまったことによって価格が下がった状態で終わったことを表しています。

つまり、下落する力が強く、上影陽線よりも下落する力が強い状態です。

この場合は売りのサインです。

 

トウバ(実体がほとんどなく、上ヒゲが伸びている)

実体部分がほとんどなく上ヒゲが伸びている状態のローソク足をトウバと呼びます。

これは、買いの勢力が強いが、売りも同じくらい盛り返しているパターンで、拮抗状態と解釈できます。

高値圏にトウバが現れると、売り勢力強まった=下落への転換点と解釈できます。

価格が安い状態でトウバが現れた場合は買いへの転換点と考えられます。

 

下影陽線・下影陰線・トンボ

今度はローソク足の下ヒゲが長く伸びているパターンを説明します。

 

下影陽線(陽線+下ヒゲ)

陽線の下ヒゲが伸びている状態を下影陽線と呼びます。

これは価格が一度下がった後に上昇し、始値を超える勢いのある状態、つまり強い価格上昇の状態を表しています。

下影陽線が出てきたときは買いのサインと覚えておきましょう。

 

下影陰線(陰線+下ヒゲ)

下影陰線は陰線に下ヒゲが伸びている状態です。

この場合は価格が一度下がった後に上昇し、始値まで届かない状態で終わっているので、価格上昇の弱さを表しています。

下影陽線に比べると価格上昇の強さはありません。

 

トンボ(実体がほとんどなく、下ヒゲが伸びている)

下ヒゲが伸びていて実体部分がほとんどないものをトンボと呼びます。

これはトウバと上下逆の形状のもので、売りが進むにつれて価格が下落したものの、始値まで価格を戻している状態で、トウバと同じように、売りの勢力と買いの勢力が拮抗している状態を表します。

 

ローソク足での分析

ローソク足を見ていざ分析する際に注目すべきなのが、

「実体部分が大きいもの」、「実体部分に対してヒゲが長いもの」の2つです。

 

実体部分もヒゲもともに短いローソク足は、方向性を持たず、判断材料には満たないのです。

このローソク足が現れた場合にはしばらく動きを見ることがおすすめです。

 

ここまででおおまかなローソク足の読み方やサインを理解していただけたかと思います。

今回はもう一つメジャーなチャートの見方を解説しようと思います。

 

移動平均線

1.移動平均線とは

移動平均線とは、一定期間の終値を平均値でつないだものです。

 

例えば5日間の移動平均線を見る場合には、チャートを見ている日(今日)~5日前までの終値の平均値と、昨日~6日前の終値の平均値、おととい~7日前の終値の平均値…と期間をずらしながら算出した5日間の終値の平均値を線で結びます。

 

移動平均線は、相場状況を把握して判断をするために利用します。

 

2.移動平均線の見方

移動平均線を見るときには、2つポイントがあります。

上下どちらの方向に向かっているかと、ローソク足と線が離れているかです。

 

例えば、移動平均線が上向きでローソク線と重なっていない場合、上昇トレンドであると判断できます。

移動平均線がローソク足から離れていっている状態は、トレンドの勢いが強い傾向にあります。

逆にローソク足と移動平均線が近づいているなら、トレンドが弱くなっていることを表しています。

 

ちなみに、ローソク足と移動平均線が重なっている時は、価格が横ばいになっています。

 

3.移動平均線 短期と長期での違い

移動平均線を短期で見る場合、トレンドはすぐに反映されますが、一度に大量の取引があった場合に大きく影響を受けるため、トレンドは正確では無くなります。

 

長期で見る場合は、平均値を算出する期間が長くなるので、一度に大量の取引があっても影響を受けにくい特徴があります。

その反面、トレンドが変わるときにおいて、線にすぐ影響が表れることはありません。

 

双方それぞれメリット・デメリットがあるので、平均値を算出する場合は短期・中期・長期など、期間を組み合わせて使うことがおすすめです。さまざまな種類の移動平均線がありますが、その中でも最もシンプルなのが単純移動平均線です。

 

これは集計期間の終値の平均値を結んだもので、短期・中期・長期の三本の単純移動平均を表示させ、上昇トレンドなのか下降トレンドなのかを判断する方法が主流です。

 

ゴールデンクロスとデッドクロス

移動平均線は、価格の転換期にゴールデンクロスとデッドクロスと呼ばれるものがあります。

 

ゴールデンクロスとは、短期の移動平均線が長期の移動平均線と交わる際に、短期が下から上へ突き抜けたポイントを示す、価格上昇トレンドへの転換点です。

 

これは短期の値動きが長期的な値動きを上回っていることを意味していて、価格上昇に転換したサインです。逆にデッドクロスは、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下へ突き抜けたポイントを示す価格下落トレンドへの転換点です。

 

これは長期的な値動きに対して、短期的な値動きが急下落していることを示しており、強い売りのサインです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

少し長くなってしまいましたが、「売り」「買い」サインを覚えておけば、トレードをするときにぱっと反応できて便利ですよね。

 

チャートの読み方にはまだまだ他にもたくさんの種類がありますが、今回の記事を読んでいただければ基本的なものはつかんでいただけるかと思います。

 

この記事を駆使してぜひチャートの読み方を覚えてトレードにいかしてみてくださいね!

暗号資産ジャーナルでは他にもたくさんのお役立ち記事をご用意しています。

新しい記事も日々更新しているので、ぜひチェックしてみてくださいね!

おすすめの記事