暗号資産トレーダーなら知っておきたい頭字語! Part.1

今まで暗号資産ジャーナルでは暗号資産に関するスラングや英単語を紹介してきました。今回は、暗号資産を取引する際に知っておくと便利な頭字語を紹介していきたいと思います。

ちなみに前回紹介したFUD(不安・不確実・疑念)やFOMO(自分だけ取り残されることに対しての恐怖)・DYOR(自分自身で調べましょう!)などなども頭字語です!この単語を詳しく知りたいという方は前回のスラングの記事を読んでみてください! 

今回紹介するのは、

  1. SAFU(資金は安全
  2. ATH(All-Time High)
  3. ATL(All-Time-Low)
  4. ROI(投資利益率)
  5. DD(デューデリジェンス)

です。ぜひ最後まで読んでみてください!

SAFU

SAFUは「資金は安全」という意味です。

2018年のBinanceの予定外のメンテナンス中、Binance CEOであるChangpeng Zhao氏が、ユーザーに向けて“Funds are safe”とツイートしたのがきっかけです。この後も、Changpeng Zhaoはユーザーの資金が安全なものであるとユーザーに向けて発信する時に”Funds are safe”という言葉をよく使うようになりました。

この言葉が暗号資産トレーダーの間で有名になったのは、「Bizonacci」というコンテンツクリエイターが“Funds Are Safu”というタイトルの動画をYouTubeにアップしたことがきっかけです。この動画は瞬く間に拡散され、インターネット・ミームとなりました。コミュニティでは "Funds are safu "というフレーズがよく使われるようになりました。

実際にBinanceCEOのChangpeng Zhao氏もTwitterで使用しています。My funds are SAFU!(私の資金は安全です)というふうに使えます。

出典:@cz_binance

ちなみに、Binanceが、2018年の緊急メンテナンスによりFUD(不安を煽ること)が蔓延したことをうけ、「Secure Asset Fund for Users(SAFU)」を開始しました。SAFUはユーザー資産の保全を目的とし手数料の10%を積み立てる基金で、保険のような性質を持っています。この基金はもし、ハッキングなどでユーザーの資産が失われた場合に、投資家への返済に充てられます。

ATH

ATHはAll-Time Highの略です。ATHとは、「史上最高値」のことです。暗号資産は経済や政治、他にも様々な要因で価格が推移することが特徴ですよね。暗号資産市場全体の時価総額は上昇し続けており、どのコインでも頻繁に過去最高値、ATHが訪れています。人気のあるコインはATHを更新するたびにニュースとして取り上げられるため、TwitterなどでもよくATHという言葉を目にします。 

出典: CryptoPotato 

上のスクリーンショットはChainlinkが史上最高値(ATH)を更新したときのニュースです。” LINK soars to new ATH (LINKがATHまで急騰する)”や”Bitcoin hit new ATH(BitcoinがATHに到達した)”というふうに使えます。

暗号資産はまだまだあたらしいアセットクラスなので他のアセットクラスと比較してもボラティリティが高い傾向にあります。また、日々新しいプロジェクトがローンチし、話題性があるコインは価格が高騰しATHを更新するのも珍しくありません。

ATHを更新したときの特徴は、レジスタンスラインがなくなることです。通常のチャートは直近安値と直近高値がサポートライン(支持線)とレジスタンスライン(抵抗線)となり、その範囲(レンジ)内で価格が推移します。トレーダーはこのライン上に現れるチャートパターンを通じて、そこからの値動きの傾向を判断し取引を行っています。

つまり、価格は日々変動しながらも、レンジの中で推移しているのが普通です。しかしATHに到達した場合、価格の上昇を抑えるものが何もない状態になります。この時、ATHを迎えるとその銘柄を保有していないトレーダーも注文し、素早く利益をえて高値で売却しようとするので取引量が増加します。

しかし、ATHを突破した銘柄はそのまま価格が上昇するわけではありません。トレーダーや投資家は、ある時点で利益確定をするため指値注文・成行注文で決済します。そのため、ATHに到達した銘柄は、記録した後に急な下落が続くのが一般的です。

ATHを更新した銘柄でトレードする際には、このような急落に注意をして戦略を立てるのが良いのかもしれませんね!

ATL

ATLはATHの対義語で、過去最低値の事を指していいます。何らかのアセットが過去最低値を記録した場合、ATHと同じような現象が起きます。

レンジ相場ではレンジの下限であるサポートラインの上で価格が推移しています。しかしATLに到達した場合、どこまで下落するかは予測できません。また、ATHと同様の状況になり、ATLになるとレンジを挟む最高値と最低値周辺に逆指値注文を置くトレーダーが出てきます。

ATHと同様にATLのトレンドもいつかは反転します。しかし、だからと言って無闇に投資を行うのは危険です。インジケーターを利用するなどして下落のトレンドがいつまで続くか判断できるまで、買いの注文を控えるのが良いでしょう。

ROI

ROIはReturn on Investmentの略で日本語で「投資利益率」や「投資収益率」と呼ばれます。ROIは投資のパフォーマンスを測定するために使用されます。元のコストに対する投資の利益率を測定できます。

また、異なるトレード履歴を比較して、どちらの取引がより効率よく資産を増やせたのかという運用成績も、数字で可視化することができます。

ROIの具体的な計算式は投資の価値を計算し、投資の元コストを差し引きます(利益額)。その数字を元のコスト(投資額)で割ります

例えば、ビットコインを10万円で購入したとします。そして現在のビットコインの価格は12万円です。利益はその差益で2万円です。

ROI計算式は、「20,000÷10,0000=0.2」となります。

ROIは20%なので最初の投資から20%の利益を得た事になります。また、ROIの式に利益額を算出する際は、取引手数料や金利などのコストも考慮するとより正確な情報を得ることができます。

ただし、投資に当たってROIの数値に一喜一憂するのは危険と言えるでしょう。ROIだけでなく投資を比較する際には他の側面からも考慮する必要があります。例えば、投資期間はどれくらいか、リスクがどんなものか、資産の流動性はどれくらいか、スリッページがどのように購入価格に影響するのかなど総合的に分析するのが良いでしょう。

ROIに頼りすぎると、数値を出来るだけ高くしようとレバレッジを利用したトレードを行い、客観的に数値を算出できないという問題点も出てくるかもしれません。

ROIは利益率を見る際の全てではありませんが、投資のパフォーマンスを数値化するには有用なインジケーターとなり得ることは確かです。

出典: @Kevin_Cage_

投資家のKevin Cage氏はROIを上記のように使用しています。

訳すと、

“もし友人が私のところに来て、彼が長期的に投資するために30kドルを持っていると言った場合、私はビットコインをお勧めしません。

私は(ビットコイン)が好きだが、あなたが他の3つのアルトコインにそれぞれ10kずつ投資したら、より良いROIの可能性を持つより多くの資産があるでしょう。

一般的な意見だと思いますが...。たぶん。”

とあります。有名な投資家もROIを投資の一つのバロメーターにしていることがわかりましたね。

DD

DDとはデューデリジェンス(Due Diligence)の略です。投資を行うにあたって、投資対象となる事業体、人や投資先の価値やリスクなどを調査することを指します。日本語では「買収監査」と訳されます。

投資家が買収対象となる企業にリスクがないかをチェック(調査)し、すべてのリスクを顕在化して、プロジェクトに対して独自のデューデリジェンス(DD)を行う必要があります。それを怠ると、投資判断を正しくできない、コントロールができないと言った弊害をもたらします。

これは個人投資家が暗号資産に投資する際にも言えることです。まずは投資をする前にあらゆるリスクを考慮し、適切な投資判断を行う努力をする必要があります。

実際にDDを文で使用するとなると

It is your responsibility to do your due diligence (DD) before investing in any cryptocurrency. (あらゆる暗号資産に投資する前にデューデリジェンス(DD)を行うのは、あなたの責任です。) 

と使用することができます。

まとめ

以上暗号資産をトレードする際にぜひ覚えておきたい頭時語の特集でした。ぜひSNSなどで使ってみてくださいね!

暗号資産ジャーナルでは他にもたくさんの記事を掲載しているので是非チェックしてみてくださいね!

おすすめの記事