今話題のDeFiとは?今知っておきたいDeFiの仕組みと関連用語!

近年、暗号資産、ブロックチェーン業界では「DeFi」(ディファイ)というキーワードをよく聞くようになりましたね。またCompound, Money LegoといったDeFiに関連するワードもよく目にするようになりました。

 

なぜ近年DeFiに注目が集まってきたのでしょうか?それは、DeFiが持つ特徴や仕組みにあります。そして、2020年7月後半にあったイーサリアム(ETH)ビットコイン(BTC)の価格の急騰はこのDeFiの成長によるものだと言われています。

 

DeFiは「Decentralized Finance」の略で、日本語では「分散型金融」と訳されます。DeFiはイーサリアムブロックチェーン上の金融システムを総称する言葉です。

 

今現在約113億ドル(約11900億円)がDeFiエコシステム内のサービスに投入されています。

DeFiにロックされた資金の推移グラフを見ても、右肩上がりで今後も注目されていく金融エコシステムと言えるでしょう。

今回は、今知っておかないといけないDeFiについての仕組みと関連するコンセプトについて詳しく解説していきたいと思います。

ぜひ最後まで記事をチェックしてみてください。

参照:https://defipulse.com

 

#DeFiとは

DeFi(ディーファイ)とは、Decentralized Financeの略で、日本語では分散型金融などと訳されます。

DeFiは銀行、証券会社など本来、人の手で行うサービスを、暗号資産やブロックチェーンを活用しブロックチェーン上で実現させる金融アプリケーションのことを表す用語です。

このシステムは今までインターネット上で提供されていた既存の金融サービスと比較すると、集権的な管理者が存在せずアクセス元の国家や利用者のバックグラウンドを選ばないため、誰にでも提供することが可能です。

このシステムを導入するとブロックチェーンが単なる価値の移動するものから金融での複雑な取引に用途を広げることができます。

また、なぜ非集権的プラットフォームが良いのかというと、中央集権システムや、間に仲介業者などが入ると、取引のスピードや進化が制限されてしまう可能性があり、取引を行う一方のユーザーが自身の資金を直接管理できなる可能性があるからです。

取引から仲介業者を排除することができるDeFiは今後さらに需要が高まってくるでしょう。

詳しいDeFiのメリットは以下の通りです。

透明性が高い

ブロックチェーン上の取引は世界中の誰もがアクセスすることができ、確認することができます。

 

・カウンターパーティリスクがない

カウンターパーティとは金融取引において、取引の相手のことをさします。このカウンターパーティが破綻することで契約がなくなり損失などを被るなどのリスク(カウンターパーティリスク)がDeFiでは存在しません。これは、金融機関を介さず自分自身で資産の管理をするためです。

・プログラマブル

開発者がシステムの動作をユーザーのニーズや必要性に応じて変更したり自動化することができます。またDeFiは前もって構築することができるので、簡単にそして安全にサービスを提供することができます。

 

・誰でも利用することができる

ブロックチェーンは世界中どこにいてもインターネット環境と暗号資産を保有していれば使用することができます。また、従来の金融システムと違い、手数料などのコストを大幅に削減できるため、所得が少ない人でも気軽に利用することができます。

 

#今DeFiで何が起きているの?

上記にもあるとおり、現在DeFiに預けられた資産は1兆1900億円にも上り今後も上昇していくと考えられています。この空前のDeFiブームを後押ししたのがイールドファーミング(Yield Farming)と呼ばれる概念です。

このイールドファーミングとは資産をサービス(ここでいうDeFi)に貸し出すことで、流動性を提供する見返りとして利回りを得ることです。

このイールドファーミングを提供するサービスがイーサリアム上に複数存在します。このサービスに預け入れると、他の利用者が資産を借りた時に金利手数料として利回りを得ることができます。

この預けられた莫大な金額は、ユーザーが暗号資産の借入・取引への需要が高まっていることを示唆しています。

そしてそれに目をつけ、サービス提供者は資産を預けるということに対しての二次的インセンティブを提供する新しいトークン発行サービスをどんどん開発・ローンチされてきました。

そして、ユーザーは流動性を提供することによって得られるインセンティブ(利回り・手数料収入)に加えて、この先価値が高まるトークンを取得できるこの新しいサービスに食いついたというワケです。

 

#DeFiの事例

ユーザーが暗号資産を自由に保有し、アクセスすることができるDeFiですが、実際にどのようなサービスが提供されているのでしょうか。今回は2つのサービスを詳しく説明していきたいと思います。

  • Compound

インターネット上で自由にやり取りできるマネー(リスクフリー資産)向けの銀行です。このCompoundは暗号資産を貸し借りするいわば暗号資産の銀行のような役割を果たしています。

ユーザーは自分の持っている暗号資産をDeFiに預け入れ(貸し出す)ことで利息を得ることができ、暗号資産を必要とするユーザーは借り入れることができます。

この仕組みは従来の銀行が貸し手と借り手を預金・貸付などの形で仲介している点、倒産リスク、預けた資金の使途がわからないなどの問題点を解決することができます。

Compoundではこの仲介をプロトコル(一連のスマートコントラクト)として定義し、需給に応じたレートを両者に提示しています。

預けた資産は、データベースとして金銭価値を保存できるブロックチェーンの元、コントラクト上で管理の透明性が担保されます。 銀行とは異なり、仲介者がその資金を預かるのではなく、ブロックチェーン上に保管(ロック)されるます。

そのため借り入れをしたいユーザーはそのブロックチェーン上で借入をし、貸し手は自分の資金がどこに流れていくかトラックすることができます。

  • Uniswap

Uniswapは正確には流動性を提供するためのプロトコルです。これはブロックチェーン上のブログラムで動作する暗号資産取引所でDEX(Decentralized Exchange:分散型取引所)と呼ばれるものの一種です。

これまでにDEXは存在しましたが、Uniswapのユニークな特徴は完全に自律分散的に機能している点です。

ユーザーは、UniswapでEthereumやERC20トークンについて交換したいものを選び操作するだけで瞬時に取引を完了することができます。流動性プールにトークンを提供し、トークンを交換することで手数料収入を得ることができます。

これは暗号資産取引所とは違い、資産を一旦預けたり、板取引も不要となります。

 

このサービスのメリットとしては、中央集権型の取引所を介していないのでハッキングの心配もなく自分で資産の管理をすることができる点です。

また現時点は2020年6月末時点でのユーザー数は約85000人、1日のアクティブユーザー数は2000人ですが、今後ユーザーが増えていくことを加味すると流動性が増えて取引所で板取引を行うよりもより安く、早く、安全に取引を行うことができるでしょう。

 

このサービスでは、ERC20トークンであればどのようなトークンでも交換対象となります。

EthereumとERC20トークンだけ?Bitcoinや他のブロックチェーンの暗号資産はどうなるの?と思った方もいると思います。

その解決策として、Bitcoinと連動するERC20トークンwBTC(wrapped BTC)のような他ブロックチェーンのトークンを仮想的に扱える仕組みが出てきているため、利便性は高くなっています。今後も利用者が増えていくとされる今注目のサービスです。

また上記で解説したアプリケーションの他に日々新しいコンセプトが誕生しています。イールドファーミングもその中の一つです。他のコンセプトは以下の通りです。

 

・流動性マイニング

 

これはイールドファーミングの一種ではありますが、今最もユーザを引きつけるコンセプトの一つです。

これはDeFiアプリケーションが無料のトークンをユーザーに配布することです。この配布によりユーザがアプリケーションに集まり、ユーザにとってもこのアプリケーションの人気が集まればトークンも値上がりが期待できるWin-Winなものとなっています。

 

Money Lego(マネーレゴ)

DeFiアプリケーションはプログラムの内容がインターネット上で公開され世界中の人たちが閲覧することができます。そしてこれらのアプリケーションは構築するときに構成要素として組み合わせることもできます。

このLegoのように組み合わせて物を作る点からMoney Legoと呼ばれています。アプリケーションはLegoのように簡単に連結しより便利に構成していくことが可能になっています。

 

DeFiはイーサリアムだけのもの?

 

現時点では「DeFi」と呼ばれるほとんどのアプリケーションは、イーサリアムブロックチェーン上に構築されています。これは、イーサリアムの特徴である単なる取引だけでなく、他のタイプの分散型アプリケーションを開発しやすい点が影響しています。

またスマートコントラクトを実現し、柔軟性な取引を可能とするイーサリアムではDeFiのようなアプリケーションを提供しやすく今後どんどん発展していくとされています。

 

それでは、他の暗号資産やブロックチェーンはDeFiを利用できないのでしょうか?答えはNoです。

今現在はイーサリアムを中心に利用されていますが、他の暗号資産・ブロックチェーンでも導入の動きが見られ他の暗号資産・ブロックチェーンでも運用できるようになるでしょう。ビットコインでは2019年に国際送金のリップルがDeFi関連企業を買収しDeFi構築に向けて準備を始めました。

 

またビットコインは最も流動性があり、暗号資産のなかで最も高い時価総額で取引され今後も暗号資産業界を牽引していくことでしょう。その中でビットコインを原資産とされるDeFiの需要はますます高まっていき、新たなサービスがどんどんローンチされていくでしょう。

 

#まとめ

いかがだったでしょうか。今回は今話題のDeFiについて詳しく解説をしていきました。

DeFiは既存の金融機関への仲介がないため、世界中の誰もが利用できるオープンな金融システムとして注目されています。そして、DeFiのエコシステム全体で預けられた資産の合計が1兆1900億円にも上昇しています。

これは、預ける金銭的報酬が高く、需要が高いということが言えるでしょう。

現在、スマートコントラクトを特徴として持つイーサリアム上で数十のDeFiのアプリケーションが利用されています。今後はいろんな暗号資産・ブロックチェーン上の運用も視野に入れ企業は研究開発を行っています。

また今後イーサリアムブロックチェーンの大型アップグレードイーサリアム2.0にDeFiがどんなアップデートをするかも注目されています。

DeFiアプリケーションの成長によって暗号資産取引の可能性が広がりより便利で安心して利用できる日もそう遠くはないのかもしれません。今後もDeFiの発展には目が離せませんね!

 

以上、ここまでお読みいただきありがとうございました。

暗号資産ジャーナルはこの他にも暗号資産関連の記事を多数掲載されているので是非そちらの記事も読んでみてください!

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