NFTをどこよりも分かりやすく解説します

最近耳にする機会が増えたNFT、正直何のことなのか分かっていない人もまだまだ多いのが現状です。それもそのはず、NFTを日本語に直訳すると「非代替性トークン(Non Fungible Token)」となり、言葉からその意味をなんとなく理解することすらほとんどの人にとって難しいのです。今回は、この「非代替性トークン」という言葉にとらわれず、NFTがどういった技術であるのかを感覚的に理解いただけるよう解説していきます。

NFTってなんなのか

NFTを簡潔に言い換えると「唯一無二のデジタル資産」であると言われます。でもこの言い換えすら分かりやすいとは言いづらいですよね。もっとかみ砕いて説明していきましょう。

まず、「唯一無二」とはなにか。goo辞書によると「ただそれ一つだけしかなく、二つとないもの。」という意味です。出典:唯一無二 の意味・使い方ーgoo辞書

例えば、野球ボールはこの世にたくさんありますし唯一無二ではないですが、大谷選手が初めてホームランを打った時の野球ボールはどうでしょうか。それはただそれ一つしかないですし、それの代わりになるものって存在しないですよね。つまりこれが唯一無二ということです。

次に「デジタル資産」とはなにか。これは文字通りデジタル上の資産のことです。例えばあなたがインスタグラムに投稿した写真や絵、ブログに載せた記事や作った音楽などですね。

これらの概念を合わせたものが唯一無二のデジタル資産である、NFTなんです。

でも、例えばあなたがiPadで描いてネット上に投稿した絵って唯一無二でしょうか?先ほどの大谷選手の例だと、野球ボールは物理的なもののため、二つと存在しないことは直感的に分かると思います。でもデジタル上の絵はどうでしょうか?例えばスクリーンショットやダウンロードをしてしまえば簡単に複製が出来てしまいますよね。そして、複製をしたらどちらがオリジナル(元の絵)かが判別困難になってしまいます。じゃあ唯一無二のデジタル資産なんて存在し得ないんじゃないか?と思いますよね。

でもこれを可能にしたのがNFTという技術なんです。

NFTの具体例

NFTの概要が分かったところで、NFTって具体的にどんなものがあるのか紹介していきます。

まずはアート

最古のNFTアートプロジェクトと呼ばれるCrypto Punksが有名です。

出典 : Crypto Punks ー Larva Labs

Larva Labsという会社が、上のような24×24ピクセルのドット絵で人の顔を描いた作品を1万点作成しました。どれも何気ないアイコン画像のように見えますが、最も安い金額で300万円、最も高い金額では8億円以上でこれらが取引され、平均価格は2000万円以上と言われています。

次にゲーム

CryptoKitties(クリプトキティーズ)というブロックチェーンゲームが有名です。

これは平たく言えば「猫の育成ゲーム」です。自分の猫を育成したり交尾させたりして唯一無二の猫を作っていきます。そして何と言ってもこのゲームの特徴である「猫の売買」が可能です。

出展 : Founder Cat #18 ー Cryptokitties

ちなみにこれは最高値の約1400万円で取引された猫ちゃんです。自分が手塩にかけて育てた猫がこの値段で売買されてたら嬉しいですよね。

例えばポケモンで、あなたがカメックスを100Lvまで育てたとします。そこにゲームを始めたての億万長者が10万円でそれを売ってくれないかと言ってくるような感覚です。昔では不可能だったことが、このNFTによって可能になるのです。

そして、最後にツイートです。

TwitterのCEOであるジャックドーシー氏がつぶやいた世界初のツイートは約3億円で購入されました。

出展 : Jack Dorsey ー Twitter

このツイートが3億円で購入されるって、一般人には理解しがたい感覚ですよね。でもコレクターなどの中には、このようなデジタル上の資産にこれだけの価値を見出す人がいるということですね。

NFTはなぜ可能か?

これまででなんとなくNFTがどういったものなのかを説明してきました。多くの人は概念的にどういったものなのかを理解できたのではないでしょうか?では次に技術的にどういった仕組みなのかを解説していきます。

NFTの根幹にある技術的仕組みは、ご存じ「ブロックチェーン」です。

分散型台帳とも呼ばれるブロックチェーンは参加者相互の検証によって成り立っていますよね。これにより、一度書き込まれたデータを改ざんやコピーすることは極めて困難になりました。つまり、デジタルデータの所有者から、その転売者の転売者まですべての流れが把握できるようになるのです。これこそがNFTが革新的たる所以です。

この技術を応用して可能になっているNFTのもう一つの魅力は、「2次販売以降も元の販売者に一定のマージンが入る」ということです。

分かりやすく説明していきます。例えばAさんがデジタルアートをNFTとしてBさんに販売。もちろんこの時に売り上げはAさんに入ります。その次にBさんがCさんにその作品を転売します。今まではその収入ってBさんにしか入らなかったですよね?でもNFTは違うんです。BさんがCさんに転売して得た収入の何パーセントかがAさんに入るのです。これ以降転売が何度繰り返されたとしても、毎回Aさんに一定のマージンが収入として入ります。ブロックチェーンで流れを管理しているからこそ可能になるサービスですよね。

これはアート界にとっては革新的でした。今までクリエイターに入らなかった収入が入るようになるので、より多くのクリエイターがNFTアートに興味を持ち始めています。それに連れ質の高いアートが多くNFT市場に出回ることでしょう。転売で割を食ってきたアーティストにとってはとんでもないビジネスチャンスになり得ますよね。

イーサの可能性

これまで解説してきたNFT。話題になるNFTの多くはイーサリアムのブロックチェーン上で発行されています。そのため、それらを購入するのに必要なのはもちろん「イーサ」です。NFTが発展するに従い、イーサの価格も上がっています。dAppsやDeFi、スマートコントラクトなどNFTビジネスとの親和性が高いイーサリアムの価値がこれからも上がっていく可能性は多いにあると思います。

出展 : イーサリアム(Ethereum)/日本円のチャートーbitFlyer

今年一年で700%近く上昇していますね。今年の年末から来年にかけてどういう値動きを見せるのかが楽しみです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。おそらくこの記事でNFTの概要はつかめたんじゃないかなと思います。NFTは日々テレビのニュースにもなるくらい注目度が高いテクノロジーですよね。スマホやSNSのように社会を変革する技術という人も多いです。これからも最新ニュースから目を離さず追っていきましょう

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