
今年9月に暗号資産(仮想通貨)取引所のコインチェックが日本で初めてIOSTの取り扱いを開始しました。(2020年9月8日)
「IOST」を初めて耳にした人は「IOSTって何?」と思われますよね。
そこで今回はIOSTとはいったい何なのかを解説していきたいと思います!
IOSTとは
IOSTとは、簡単に説明すると、暗号資産(仮想通貨)界のクレジットカードのようなものです。
IOSTはブロックチェーン技術を活用しており、クレジットカードと同等の処理能力を持っています。
ブロックチェーン技術が今まで以上に、より幅広い分野で活躍できるようになるのが開発者の目標です。
独自開発のコンセンサスアルゴリズム、「PoB」を用いて、より公平・高速な処理能力と非中央集権が実現された非常に将来性に期待できる暗号資産(仮想通貨)です。
また、IOSTはノードのストレージ量のコストパフォーマンスが良いのも特徴の一つです。
通常であれば、ノードになる際に過去のブロックのデータがすべてブロックチェーンに保存されなければなりませんでした。
しかし、IOSTなら特定のブロックにマイクロステート・ブロックというチェックポイントを設定することで、チェックポイント以降のブロックを保存すれば良いという仕組みになっているので、ノードのストレージを削減することができるのです。
さらに特徴的なのは、IOSTでスマートコントラクトの活用もされやすいということです。
近年話題のスマートコントラクトですが、IOSTのスマートコントラクトのプログラミング言語はJavaScriptが採用されています。
JavaScriptは多くの人が利用できるので、IOSTのスマートコントラクト活用がより活性化することが期待できます。
「PoB」 IOST独自のコンセンサスアルゴリズム
先ほども述べたように、IOSTは「Proof of Believability (PoB)」というコンセンサスアルゴリズムを用いています。
PoBは、SERVIというネットワークへの貢献度がブロック生成権の要素になるコンセンサスアルゴリズムです。
SERVIに貢献すればするほどブロック生成権を獲得できる確率が高くなるのです。
PoBは、コンセンサスアルゴリズムの記事でもお話した「Proof of Work (PoW)」に似ていますね。
しかし、PoWの欠点である「コンピューターの性能がいい人がブロックの生成権を持ち続け、不正なブロックの生成が行える・お金持ちだけがよりお金持ちになれる」といった問題を改善した存在です。
IOSTの今後
IOSTの特徴を見ただけでも、たくさんの可能性を秘めている暗号資産(仮想通貨)であることがお分かりいただけたかと思います。
しかし、IOSTの将来性はこれだけにとどまりません。
他にもIOSTが今後活躍する可能性を裏付ける要因があるのです。
IOST無料配布キャンペーン
暗号資産(仮想通貨)が普及するために、企業が普及活動の一環として、自身の暗号資産(仮想通貨)サービスのトークンを配る活動をすることがあります。
アプリを通して付与したり、ショッピングの特典で配ったりしますが、この配布のことを「エアドロップ」と呼びます。
IOSTも過去2回、2018年7月にBinanceと、2019年5月にDappRadarと協力してエアドロップを行っています。
そして、2回ともエアドロップ前に価格が上昇するという効果が表れています。
今後もIOSTがエアドロップを行う可能性はあるので、注目しておいて損はないかと思います。
IOSTブロックチェーンでサービス普及
IOSTのブロックチェーン技術はスケーラビリティ(ユーザーの急増への処置)問題と、中央集権制の問題を解消・改善しているので、今後PoBをとおして様々なオンラインサービスを展開することが期待できるでしょう。
SNSやオンラインショッピングを通してインターネット上手サービスが普及すれば、価値が上がることが予想できます。
DeFiとの関係性
現在アメリカで急成長しているDeFi(分散型金融)ですが、IOSTはDeFiの分野で積極的に事業活動をしています。
IOSTは2019年からDeFiのエコシステム構築に着手しています。
パトナーシップの締結やDEX(分散型取引所)プロジェクトの立ち上げなどを行ってきたようです。
今年(2020年)後半には「All in DeFi」というスローガンを掲げてさらなる関係構築をし、IOSTエコシステムの成長を促しています。
また、IOSTのパートナー、Pumpkingが開発したDeFiプロジェクト「Pumpkin Pump」は、「手数料・混雑0、高利回り」をうたっていて、IOSTコミュニティの拡大やIOSTの流動性活性化に影響すると予想されています。
IOSTを取り扱っているのはCoincheck!
冒頭にも述べましたが、IOSTは国内で初めて、2020年9月8日にCoincheckで取り扱いが開始されました。
もちろん、IOST以外にも10種類以上もの暗号資産(仮想通貨)を取り扱う国内最大級の暗号資産(仮想通貨)取引所です。
Coincheckでは様々な取引方法を採用しており、そのほかにもビットコインで電気のお支払いができるサービスなども行っています。
ビットコインアプリの中でもダウンロード数が1位なので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!
まとめ
暗号資産(仮想通貨)がクレジットカードみたいに利用できれば、より多くの方々に興味を持ってもらえるきっかけになります。
法定通貨と同じように日常生活で利用できる日が楽しみですね!
IOSTに対するさまざまな期待が膨らむ中、どのような未来を見せてくれるのでしょうか?
私たち暗号資産ジャーナルは、そんな疑問にお答えできるよう、日々お役立ち記事を更新しています。
他にも、読者の皆様の疑問にお答えできるような記事もきっとあるので、気になる記事はぜひチェックしてみてくださいね!