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モナコインってなに?
モナコインとは、ビットコインを始めとする仮想通貨(暗号資産)の1つです。日本の巨大掲示板である2ちゃんねるのソフトウェア板のわたなべ氏によって、2013年12月23日にリリースされました。
モナコインの名前は、2ちゃんねるの代表的なアスキーアートである「モナー」が由来となっています。
基本情報 | |
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通貨名 | Mona/モナコイン |
時価総額ランキング | 48位(約166億円) |
発行上限 | 105,120,000枚 |
中央機関 | なし |
承認方式 | Proof of Work |
ウエブサイト | https://monacoin.org/ |
モナコイン5つの特徴
モナコインの特徴① コミュニティ利用という文化
通常、仮想通貨は投資家が投機目的で売買をすることが多いのが特徴です。
しかしモナコインは、インターネット動画サイトや、漫画コミュニティサイトなどで、クリエイターへの称賛を兼ねた少額の投げ入れ、いわゆる「投げ銭」として利用されることが多いのが特徴です。
また、モナコインのコミュニティでモナ神社なるものが建立されるなど、コミュニティの力が強い通貨であることも特徴です。
モナコインの特徴② 取引スピードの速さ
モナコインの処理速度(ブロック生成時間)は約90秒であり、ビットコインの10分、ライトコインの2.5分と比べて高速なので、送金・決済にも利用されやすい強みがあります。
モナコインの特徴③ リアル店舗での支払いにも利用されている
現在「モナ払い」と呼ばれる方法で、実店舗またはオンラインストアでモナコインで代金を支払うことのできるお店が日本各地に存在します。
秋葉原にの「パソコンSHOPアーク」や、「五反田貸し会議室」などのオフィス関連施設、美容室や飲食店、マッサージ店など数多くの店でモナ払いが利用可能になっています。
モナコインの特徴④ 世界で初めて”Segwit”が実装された仮想通貨
モナコインは、スケーラビリティの問題を解決するために開発された”Segwit”が導入された世界初の仮想通貨です。
スケーラビリティの問題とは、ブロックチェーン技術において、1つのブロックの中に書き込むことのできる取引データの数が限られていることで起きる、処理速度の低下や送金・決済の遅延などの障害です。
そこで”Segwit”はブロック内にある「電子署名」という情報を、ブロックの外の区画で管理することにより、内部の取引データを小さくすることで、スケーラビリティの問題を解決しました。現在では、ビットコインもモナコインに続きこの”Segwit”を実装しています。
モナコインの特徴⑤ アトミックスワップ技術の搭載に成功
アトミックスワップとは、仮想通貨取引を、仮想通貨取引所などの仲介者なしに個人同士で行う仕組みです。
取引所を介さないため、手数料はかからず、ウォレットで取引が完了するため、セキュリティも強固であると言えます。
モナコインの将来性
モナコインは2020年2月現在、約254円で取引されています。根強いファンを抱えていたり、実店舗での利用が可能であったりと、価格が急に下落するという可能性は低いと考えられています。
また、その実用性の高さから、今後様々な場面でモナコインが利用される機会が増えるとも割れています。
しかしながら、モナコインの保有者はほとんどが日本人のため、国際的に人気が爆発するのにはまだまだ時間がかかるかもしれません。
モナコインを購入する際は、そのような情報、ニュースをしっかりとチェックして決断するといいかもしれませんね。