
仮想通貨やブロックチェーン関連の専門用語で特に分かりにくいのがこの「ナンス」です。実際はそれほど難しい言葉ではないので、今回は初心者向けに簡単に説明いたします。
ナンスとは
ナンス(Nonce)とは”Number used once”を省略した言葉です。
直訳では「一度限り使用される数値」という意味です。
ナンスはブロックチェーンにおいて、マイニングの際に使用される数値です。
マイナーたちは複雑な計算を通して新しいブロックをチェーンにつなぐ、マイニングという行為を行っています。
具体的には、ランダムな32ビットの値(これがナンスです)をハッシュ関数に代入し、ハッシュ値を生成していきます。
そのハッシュ値が、決められたある値(値の先頭に0がいくつも並ぶ)より小さくなるようなナンスを代入し続けるのです。
これには膨大な計算用、コンピューターパワー、時間、電力などが必要になり、マイニングがいかに厳しいものであるかが分かります。
つまり、マイニングとはナンス探しと言い換えることができます。
そしてそのようなナンスが見つかると、他のマイナーなどがそれを用いて検算を行い、正誤性が確認されます。
そのマイニングによって新たにつなげられたブロックには、そのナンスも組み込まれます。
マイナーたちは、このナンスを探すために
日夜マイニングに励んでいるんですね。