
P2Pとはどんな意味?
仮想通貨で一番大きな役割を果たすといっても過言ではないテクノロジーの
P2P(peer to peer)は、インターネットが誕生したころから存在する技術で、文字通り、「みんなが対等につながる」という意味です。この技術では、Peer (仲間)同士が直接データのやり取りをするのです。
ほかの方式との比較
これと対照的なのが、一度中央サーバーを介して行われる「クライアント・サーバー方式」というシステムです。
クライアント・サーバー方式 では、中央管理されたサーバーを経由して通信を行うので、管理者が通信の情報を改ざんされないように監視しており、情報の信頼性を高めることができます。しかし、中央サーバーにアクセスが集中するので、中央サーバーが攻撃を受けた際に利用しているユーザー全体に影響します。
P2Pのメリット
P2Pは、クライアント・サーバー方式のデメリットを回避するために作られたシステムなのです。
クライアント・サーバー方式で、中央で管理していた情報を断片的に利用者全員が保有しています。そのため、利用者の中誰かのコンピューターがハッキングされても、その他の99%のコンピューターが無事であれば、それらをもとに復元できるというわけです。
P2Pのデメリット
しかし、P2Pは上記にもあるように、情報源が複数存在するので、情報の信憑性が保証できないことがデメリットです。悪意を持った利用者が、間違った情報を埋め込んで送信することが簡単にできてしまいます。
P2P まとめ
「P2P」について何となくおわかりいただけたでしょうか? 仮想通貨の技術面においてコアな部分のブロックチェーン技術の基礎となるP2Pについては知っておいて損はないでしょう。