
2014年に、マウントゴックス事件をきっかけに経営破綻してしまった暗号資産(仮想通貨)取引所の株式会社MTGOX(マウントゴックス)は、2020年12月15日、再生計画案を期日通りに提出しました。
再生計画案は手続きを進めるために、東京地方裁判所および調査委員による審査が実施される模様です。
マウントゴックスはビットコインの取引所としては比較的古参の大手取引所だったのですが、2014年に巨額のビットコインと、クライアントからの預かり金が流出したとして経営破綻に追い込まれました。
これが冒頭の「マウントゴックス事件」に該当する事件のことです。
2018年6月に「民事再生法」を申請し、当初の期限は2019年2月とされていましたが、たびたび期限が延長されて行われてきました。
破産手続きから民事手続きに移行をしており、ビットコインを現物で債権者に対して弁済することが可能とみられていましたが、昨今のビットコインの価格が大きく高騰してしまったので、今のところ債権者への返還目処や払い戻し方法は決めかねている模様です。