米大統領候補バイデン氏、不幸からの不屈の精神への軌跡

2020年米選挙は、アメリカ選挙の歴史上にも名を遺す異例の選挙でした。

これは誰もがうなずける事実でしょう。

ご存じの通り、バイデン氏とトランプ氏の二人の大統領候補が戦ったわけですが、今回の記事ではバイデン氏自身について皆さんにお伝えしていこうと思います。

2020年米大統領選

11月3日に実施され、バイデン氏が過半数の票を獲得したことにより、当選して終わったように思われた米大統領選ですが、どうやらこのまま平和に終わることはなさそうなのです。

2021年120日にはトランプ政権から完全にバイデン政権に移行する予定でしたが、一部の州で雄文投票不正疑惑がかけられています。

これにより、トランプ氏は法廷闘争で複数の州での投票を再集計するとの意思を示しており、本当に執り行われれば政権移行に必要な重要手続きが数週間送れる可能性が生まれてきたのです。

2020年1111日現時点では、トランプ氏はまだ敗北を認めていません。

トランプのこの行動に対し、バイデン氏は苦言を呈するように、「トランプ大統領が敗北を認めないことは恥ずかしいこと」と批判を示しました。

新型コロナウィルスの感染流行や、ジョージフロイドの死をきっかけに巻き起こった壮大なスケールのBLM(ブラックライブスマター)運動による大混乱を背景に行われた異例の選挙は、まだまだ終わりが見えません。

そんな波乱の米大統領選で戦っているジョー・バイデン氏ですが、ここまで上り詰めるのにもかなりの苦労をしてきたそうです。

ジョー・バイデン

ジョー・バイデンの愛称で呼ばれているバイデン氏、本名はジョセフ・ロビネット・バイデン・ジュニア(Joseph Robinette Biden, Jr.)で、44年間、連邦上院議員や副大統領としてアメリカ政治の中心で活躍してきました。

幼少期・青年期

1942年11月20日、ペンシルバニア州のスクラントンで4人兄弟の長男として生まれてきたバイデン氏は、家庭が決して裕福ではなかったことを話しています。

幼少期は吃音に悩んだとのことですが、なんと、独自の「鏡の前でアイルランドの詩を朗読する」という方法で克服したそうです。

父親はジョーが10歳の時に失職しましたが、お隣のデラウェア州に引っ越し、中古車販売員として働き始めたことによって生活を安定させていました。

1966年、当時24歳のジョーは、ロースクール在学中に最初の妻のネイリア・ハンターと出会い、学生結婚をしました。

家族の不幸、息子の病室で就任宣誓

アメリカ上院史上有数の若さとなる29歳で連邦上院議員として当選したジョーでしたが、成功を手にしてまもなく不幸に襲われてしまいます。

クリスマスの買い物に出かけた妻と子供が交通事故にあってしまいました。

妻のネイリアと娘のナオミは死亡し、二人の息子、ボーとハンターも重症を負う事態となりました。

その際、議員就任の辞退も考えたそうですが、周囲の説得で思いとどまり、就任宣誓を息子たちの病室で行いました。

その後も家族との時間を大切にし、毎朝約1時間半かけてワシントンまで電車通勤したそうです。

そして77年、現在の妻のジルと再婚しました。

副大統領として

2009年、バラク・オバマの米大統領就任に伴って、米副大統領に就任しました。

副大統領就任中は、政治経験の浅いオバマ氏を支えつつ、前副大統領ほど大統領政策決定には深くかかわらないことに注意しながら任期を全うしていました。

核軍備管理条約「新戦略兵器削減条約(新START)」の批准や、無保険者をなくし、全国民がヘルスケアを受けられるように勧めた医療保険制度「オバマケア」を成立させるために議会との調整に奔走しました。

また、就任中にサンディフック小学校銃乱射事件をうけ、銃規制強化のために設立された特別チームのトップとなりました。

息子の死

15年5月、在任中に、長男のボー・バイデンが、脳腫瘍が原因で46歳の若さで亡くなるという不幸に見舞われました。

このことにより、16年の大統領選出馬を断念しました。

そして今回、バイデン氏は3回目の大統領選出馬となったのですが、出馬するきっかけとなったのがトランプ政権の誕生でした。

アメリカ社会がトランプ政権によって分断するのではないかという危機感を募らせており、昨年(2019年)4月の出馬表明では「トランプ氏の再選を許せば、彼はアメリカの性質を不可逆的に、そして根本的に変えてしまう」と、その危機感を国民に訴えかけていました。

バイデン氏の疑惑・スキャンダル

いままで、バイデン氏は失言が多いことで知られており、インターネットで「バイデン氏 失言」で調べると、関連記事が無数に表示されます。

今年5月には、ラジオインタビュー中に「私とトランプのどちらかを支持するか迷うようでは黒人ではない」と発言し、謝罪に追い込まれる事態となりました。

また、昨年(2019年)8月には、アイオワ州で行われたアジア系とヒスパニック系の有権者が主催した集会で、「貧しい家の子供たちも白人の子供たちのように輝いているし、才能を持っている」と発言し、差別的であると批判を受けました。

いずれもうっかり余計なことを言ってしまったような失言ですが、このような失言が多くあるようです。

また、昨年、今年と立て続けにセクハラ疑惑というスキャンダラスな噂がささやかれています。

2019年には複数名の女性から、「過去に体に不適切な接触の仕方をされ、不快な思いをした」とのセクハラ被害で訴えられ釈明に追い込まれました。

2020年には事務所の元スタッフの女性により、「過去に性的暴力を受けた」と訴えられ、その訴えに対し「事実ではない」と否定しているようです。

もちろん、長年同じ職業についていればスキャンダルや失言がない方が珍しいことではあるのですが、今後も政治家として活動を続けるのであれば、まして大統領として正式に就任するのであれば、このようなことにはより一層気を付けなければなりませんよね。

まとめ

今回は番外編として、ジョー・バイデン氏がどのような人物かについて取り上げました。

多くの人が法廷闘争での政権移行延期の懸念があるにも関わらず、バイデン氏が次期米大統領に就任すると予測しています。

しかし、法廷闘争を経てトランプ氏が逆転しうるのも「アメリカらしい」といえますし、本当に何が起こるかわからない選挙ですね。

家族の不幸がありながらも乗り越え、オバマケアの制度拡充を志すバイデン氏は、今後政治活動を通して、世界にどのような姿を見せるのでしょうか?

暗号資産(仮想通貨)界も少なからず影響を受けることが予測されているので、今後の動きに必見ですね。

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