BIS(国際決済銀行)とは?

BIS(Bank for International Settlements、国際決済銀行)とは、世界各国の中央銀行をメンバーとした組織のことです。

1930年に設立され、本部はスイスのバーゼルにあります。

BISには現在、日本を含めた62の国と地域の中央銀行が加盟しています。

今回はBISがどのような組織なのか、なぜ注目すべきなのかについてお伝えしていきます。

設立の経緯

BIS設立の歴史を少し見てみましょう。

1930年、ドイツが第一次世界大戦にかかる賠償金の支払いに行き詰った際に提案されたヤング案で、賠償金の支払いを円滑に進めるためにBISは設立されました。

設立当初より、中央銀行間の協力促進のための場を提供したり、中央銀行からの預金の受け入れを行ったり等の銀行業務も行っています。

冒頭にもあったとおり、BISは日本を含めた62の国と地域の中央銀行が加盟しており、日本銀行は1994年9月以降、理事会のメンバーとなっています。

例年、BISの年次総会が6月または7月あたりに開催されていますが、総会における議決権限は各代表者が所属する国の引き受けているBISの株数に比例しており、日本銀行からは総裁が出席しています。

中央銀行総裁会議

BISの中央銀行総裁会議は、隔月で行われている各国中央銀行総裁による会議で、その議題は主要30か国で行われるグローバル・エコノミー会議や、すべての加盟中央銀行の総裁によって行われる拡大総裁会議などにわたります。

会議内容としては、各国の経済・金融の状況や金融政策、国際金融市場の状況等に関する意見交換を行っています。

また、グローバル・エコノミー会議の下には

  • グローバル金融システム委員会(The Committee on the Global Financial System、CGFS)
  • 決済・市場インフラ委員会(The Committee on Payments and Market Infrastructures、 CPMI)
  • 市場委員会(Markets Committee、MC)

などの委員会が設置されており、各委員会では国際金融などのテーマに沿って討論が行われています。

BISに注目すべき理由

現在、暗号資産(仮想通貨)や電子マネーなどのデジタル通貨が日常的に使われるようになっています。

そうした中、現在は世界各地で中央銀行を主体に「中央銀行デジタル通貨(CBDC)」の開発も進んでいます。

中国で話題になっている「デジタル人民元」などがその例です。

BISは今年1月に、「2020年時点で約86%の中央銀行が何らかのCBDCの検討に嫡子ている」というデータを公表しました。

日本銀行も、慎重な姿勢を見せていましたが、2021年4月よりCBDCの検討に向けた実証実験を開始しました。

つまり、BISのデータや発表に注目していれば、これから近い将来注目の集まるCBDCの情報をいち早く把握できるということです。

また、BISは国際的な金融において非常に大きな役割を果たしているので、注目しておけばデジタルマネー以外の最新の情報も手に入れられる可能性があります。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、国際的な金融の動きで大変重要な役割を果たすBISに注目しました。

デジタルマネーは今後様々な方向で大きく進展することが見込まれているので、最新情報をチェックしておきましょう。

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気になる記事があればぜひチェックしてみてくださいね。

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