「ムーアの法則」とは?ビットコインとムーアの法則の関連性

みなさんは「ムーアの法則」をご存じですか?

実はこの法則はインターネットが本格的に普及する30以上も前に、半導体技術の発展を予言したすごいものなのです。

「半導体技術」と「ビットコイン」が並ぶと、一見関連性が無いように見えますが、一体どのような関係性があるのでしょう?

もしかすると、「ムーアの法則」を学ぶことで、ビットコインの取引において思わぬ発見があるかもしれません。

気になる方は、ぜひ最後まで読んでいってください。

「ムーアの法則」とは?

ムーアの法則とは、半導体業界における技術革新のスピードに関する経験則です。

Intel創業者のひとり、ゴードン・ムーア氏が唱えたことが法則の名前の由来で、「半導体の集積密度が18か月で2倍になる」と指摘したのです。

半導体の集積密度とは、同じ面積のシリコンウェーファー上に構成できる半導体素子(トランジスタ)の数を意味します。

ムーア氏は、微細化技術の発展により、半導体素子の小型化が進み、同じ面積上に構成できる数が「18か月ごとに2倍に増えていく」と唱えたのです。

この「18か月で2倍」という数字は、指数関数的に数量が拡大していくことを意味しており、ねずみ算式に爆発的な増え方をするということなのです。

ムーア氏の説によれば、半導体の集積密度は1年半後には2倍、3年後には4倍、4年半後には8倍、6年後には16倍といったように増えていく計算になります。

実は、ムーア氏のこの提唱には、特にこれといったエビデンスや理論的・技術的裏付けがあったわけではないのですが、驚くべきことに半導体の技術革新ペースはムーアしの法則と大体同じなのです。

集積密度自体の改善ピッチは鈍化しているのですが、法則について言及した当時はまだ存在しなかったマイクロプロセッサー(超小型処理装置)のスペックはまさしくそのピッチで向上しています。

このようなことから、ムーア氏の法則は今なお特別視されており、取り立てて半導体業界では開発計画を策定する際に強く意識されているようです。

これが「ムーアの法則」です。

ムーアの法則とビットコインの関係性

さて、ではタイトルにもある「ビットコインとムーアの法則の関係性」とは一体何なのでしょうか?

この関係性を理解するには、ビットコインの歴史を少しさかのぼらなければなりません。

2017年8月にビットコインが分裂し、ビットキャッシュが誕生しました。

その際、ビットコインの今後の価格予測において様々な憶測が飛び交い、中には悲観的な意見を持つ人もいました。

ところが、いざ分裂すると、その後もビットコインの価格は上昇傾向を示し、当時において史上最高価格を更新したのです。

その後の2017年後半にはさらに急騰しています。

この際注目を集めたのは、ビットコイン投資家でハーバード大学の研究者でもあるデニス・ポルト氏の分析で、

「ビットコインは、誕生以来価格が8か月ごとに2倍になっている」と話したのです。

ここでお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、この「8か月で2倍」という数字がムーアの法則に関連した数字なのです。

さらにポルト氏は、「今後もテック業界のゴールデンルールに従うとすれば、ビットコインの価格は10万ドル(約1090万円)に達する可能性がある。ゴールデンルールの回路上のトランジスタの数について述べたものだが、あらゆるテクノロジーに適応できる。」

と話しています。

ポルト氏のこの分析には多くの専門家や投資家が驚きを隠せませんでした。

ここで話している「テック業界のゴールデンルール」というのがムーアの法則にあたるわけなのです。

しかし、ムーアの法則では「18か月で2倍」というピッチでしたよね。

ビットコインの価格上昇スピードを見てみると、ムーアの法則よりも断然早く、それまでのパターン通りなら2年目にして8倍という計算になります。

実際に2017年末を見てみると、この大胆ともいえる予測さえも上回るペースで、同年8月の水準の約4.7倍を達するペースで上昇を遂げました。

しかし、2018年になると流れは一変し、2月初旬には6,800ドル台まで下がってしまいました。

その後も1万ドルを突破する局面が訪れたものの、2か月弱で上昇は終わってしまい、以降も決して上昇し続けたとは言えない状況でした。

このような結果に終わってしまったものの、奇妙にも、ビットコインには何らかのパターン性が感じられる側面があることがわかりました。

ビットコインが4年に1度のペースで半減期が設定されているのも、ムーアの法則と何かしらの関係があるかもしれませんね。

パソコンやコンピュータは、今もムーアの法則にしたがって「18か月で2倍」のペースで処理能力が向上していますが、コンピュータのスペックが上がれば上がるほど、マイニングに要する時間は短縮化されていってしまうのです。

現にマイニングの世界は日に日に厳しくなっていき、シャットダウンや撤退を余儀なくされるファームもあります。

半減期を儲けなければ、すぐに発行上限に達してしまうことも関係しているのです。

今後のマイニング業界とコンピュータのスペックの足並みをあわせるためにもムーアの法則をたどることは重要な鍵となりそうですね。

まとめ

いかがでしたか?

ビットコインとムーアの法則に奇妙な結びつきがあることがお分かりいただけたかと思います。

このムーアの法則は、主にテック業界の見通しを立てることに使われていますが、応用していけば様々なジャンルでのトレンドの発見や予測を立てることができるかもしれませんね。

要チェックです。

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