
NFAとは、National Futures Assotiationの略で、全米先物協会のことを指します。
アメリカの先物やオプション市場に対する業界の自主規制組織で、それらの業界においては非常に強い権力を持っています。
登録会員はNFAルールと呼ばれる自主規制を守り、勧誘や販売を行い、委託者保護に務めることとされています。
もともと1974年以来、アメリカの商品先物市場を仕切っていたのはCTFCという組織です。
CTFCとは、Commodity Futures Trading Commissionの略で、アメリカ大統領直轄の政府機関である松陰先物取引委員会の役割を担っていました。
しかし、1981年にNFAが登録先物協会に指定され、以後CTFCに代わって先物業者の登録業務を行っています。
日本には日本商品先物取引協会(The Commodity Futures Association of Japan)という組織があります。
NFAの会員登録
先ほど「登録会員はNFAルールを守らなければならない」とありましたが、NFAに会員登録するのはどのような人なのでしょうか?
アメリカでは商品取引所法(CFA)により、デリバティブ業界で事業を行い特定の企業及び個人にCFTCへの登録が義務付けられています。
また、原則としてCFTC登録企業はNFAメンバーになることも義務付けられています。
詳しい規定はNFAの公式サイトにて確認できますが、確実に登録しなければならない者としてはコモディティプールオペレーター(CPO)や商品取引アドバイザー(CTA)、先物委員会商人(FCM)等があげられ、個人登録者としてはこれらの関係者(AP)やフロアブローカー(FB)等があげられています。
登録方法も公式サイトに記載されているので、気になった方はぜひチェックしてみてください。
NFAの役立ち情報
NFAは、投資家保護活動として投資家教育を推奨しています。
先物をはじめとした取引に参加する前に、市場の仕組みや、取引している企業・個人について詳しく知っておく必要があるからです。
そのような教育活動の一環として、様々な教育用のリソースを公式サイトで提供しているようです。