モネロ/Monero(XMR)って何?何がすごいの!?

アメリカ時間の2020年10月12日に暗号資産のモネロ(XMR)が急上昇し、20189月以来の高値になるというニュースがありましたね。暗号資産時価総額ランキングを見ても11位と近年人気が集まっているのが分かります。

日本では扱いのある取引所はまだまだ少なく、聞き馴染みがないかもしれませんが、匿名性が高くプライバシー重視をしている方にはお勧めの暗号資産です。

今回は、モネロの基本情報から他の暗号資産と違って何が凄いのか。そして今後のモネロの将来性など盛り沢山でお伝えしていきたいと思います。気になった方はぜひ最後まで記事を読んでみてください!

暗号資産時価総額ランキング

 

順位 通貨名 価格 24H 時価総額
1 ビットコイン(BTC) 1,235,625 +26,947(+2.23%) 約 229,355億円
2 イーサリアム(ETH) 39,935 +358(+0.90%) 約 45,281億円
3 リップル(XRP) 25.875 +0.324(+1.27%) 約 11,735億円
4 ビットコインキャッシュ(BCH) 26,318 +143(+0.55%) 約 4,905億円
5 バイナンスコイン(BNB) 3,153.4 -41.3(-1.29%) 約 4,558億円
6 チェーンリンク(LINK) 1,144.753 +10.532(+0.93%) 約 4,458億円
7 チェーンリンク(LINK) 11.420 +0.159(+1.42%) 約 3,564億円
8 カルダノ(ADA) 5,050.0 +43.9(+0.88%) 約 3,333億円
9 ビットコインSV(BSV) 16,863 +26(+0.16%) 約 3,129億円
10 イオス(EOS) 271.62 +4.84(+1.81%) 約 2,560億円
11 モネロ(XMR) 13,293 +280(+2.16%) 約 2,343億円
12 トロン(TRX) 2.7286 -0.0024(-0.09%) 約 1,954億円
13 ステラ(XLM) 8.902 +0.420(+4.95%) 約 1,874億円
14 テゾス(XTZ) 230.87 -1.71(-0.74%) 約 1,760億円
15 ネオ(NEO) 1,847.5 +30.9(+1.70%) 約 1,307億円

2020年1020日現在

ソース:https://cc.minkabu.jp/pair

 

#モネロとは?

モネロとは2014年に公開された暗号資産(アルトコイン)です。単位は「XMR」です。

モネロ(monero)とは、エスペラント語で硬貨やコインを意味します。

モネロの最大の特徴は匿名性が高く決済情報が第三者にわからないようになっています。これは、匿名に特化した「Crypt Note」というアルゴリズムを実装しているためです。

既存の銀行やビットコインなど暗号資産を用いた決済では、送金元、送金先、取引金額といった情報がブロックチェーン上で誰でも閲覧することができます。

送金元の特定を難読化するブライバシー機能を訴求するユーザーを中心に利用が進んでいます。

マイニングでは、「CryptoNight」というアルゴリズムを利用したプルーフ・オブ・ワーク(Proof of Work)が採用されており、コインの発行量の総額を定義されていません。ビットコインとは違い、ブロックサイズの制限がないのも魅力的です。

ただし、過剰なブロックサイズの拡大を防ぐためにある一定のブロックサイズを超えた場合にブロック報酬が減らされるペナルティは存在します。時価総額は約2,343億円(2020年10月現在)で、価格も上昇傾向にあります。

また高い技術力・匿名性を持つモネロには多くの人が注目をしています。

 

#モネロの特徴

前記した通り、モネロはなんと言っても匿名性が高く、プライバシーを考慮する方にはお勧めの暗号資産です。

モネロのブロックチェーンは3つの技術を組み合わせてその秘匿性を提供しています。

それでは、その3つの技術を詳しく解説していきたいと思います。

・リング署名

これは、送金をしようとする人たちのグループで一回限り有効の送金用アドレスを発行する技術のことです。

グループの誰か一人が署名を行ったら、その署名は有効化されますが、そのグループ内で誰が署名したのかはわからない仕組みとなっています。

従来のデジタル署名では、送金主が秘密鍵で取引情報に署名を行うため、第三者でも簡単に送金主を特定することができます。

しかしモネロは、取引承認アルゴリズムにリング署名と呼ばれる技術を実装し、複数の取引をまとめて秘密鍵で署名するため、送金主の匿名性を実現しています。

 

・ステルスアドレス

モネロ のアカウントを作成する時、3つのデータが生成されます。

  • private spend key:コインを送金する際に使用する鍵。
  • private view key :アカウント宛の送金(相手からの着金)を検知するための鍵。
  • 公開アドレス:private view key と private spend key から生成されるアドレス。

モネロを送金するときの送金主のアドレスは、受取人の公開アドレスと送金主がランダムに選択するナンス(number used once: 一度だけ使用される数字)により作られます。

送金の時はこの一時的なワンタイムアドレスを利用し、それを経由して取引を行います。このアドレスは、受取人の公開鍵と紐づけることはできないので誰宛の送金であるかは取引の当事者以外にはわかりません。

 

・秘匿トランザクション

取引において、決済金額を隠す技術です。この取引では、コインの量を秘密の値とし、Commitmentと呼ばれるデータに変換します。

このCommitmentは公開鍵でその値の生成に使われたコインの数量を計算できないため当事者以外は取引の総金額を知ることはできません。

この3つの技術により、モナコはビットコインなど暗号資産の特徴である、透過的で追跡可能なブロックチェーンとは違い非透過なブロックチェーンを実現することができました。

 

#モネロの何がすごいの?

モネロはリング署名、ステルスアドレス、秘匿トランザクションの技術で取引履歴を追跡できないようにしています。

この匿名性はモネロの最大の特徴と言えるでしょう。しかしその他にもモネロが他の暗号資産とは違ったメリットも持ち合わせています。

例えば、取引情報を格納するブロックサイズに制限がないので取引の処理時間が高速(2分/取引)です。

ビットコインではブロックサイズが1MBと定義されているので、ビットコインを一度に取引できるデータ量は制限されています。

その点、モネロにはブロックサイズの制限はないため、ある一定のルール内では大量の取引を一度に、高速に処理することができ非常に効率的です。

また、モネロはどのPCからでもマイニングが可能であるという点が魅力的です。

ビットコインでは、専用のマイニングコンピューターが必要となっているため、マイナーは一部の企業で独占されています。

その点モネロは、「CryptoNight」と呼ばれるアルゴリズムを実装しているため、通常のPCでも問題なくマイニングに参加できます。

そのため、ビットコインでは専用機械が必要で参入することが難しい個人でもより低いハードルでマイニングに参加することができるでしょう。

最後に、モネロのプロジェクトには多くの優秀なエンジニアが開発をバックアップしています。

現在は30人のコアエンジニア、500人を超えるエンジニアが存在しています。Moneros Research Labという研究組織も存在し、開発のコミュティは活発化しています。

#実際モネロの評価ってどうなの?

それでは実際、モネロの評価はどうなのか、知名度・将来性・取引量・買いやすさ・実用性と5つの尺度から評価していきたいと思います。

 

  • 知名度

知名度は他の匿名性の高い暗号資産、ジーキャッシュ(ZEC)ジーコイン(Zcoin)、ホライズン(Horizen)、ハーモニー(Harmony)と比べても知名度は高いでしょう。

また暗号資産全体で見てもモネロは2014年から流通している暗号資産で時価総額ランキング11位とある通り知名度は高い方だと言えるでしょう。

 

  • 将来性

現在、秘匿技術を訴求するユーザーから高い支持を得て、人気を集めています。今現在、モネロの価格は上昇傾向にあり今後の変動に注目が集まっています。

LongForecastでは、2020年の終わりには今の価格から14%上昇して$95.20でクローズするという予測がされ、今後も需要が高まるとされています。しかし、投資へのリスクは高いでしょう。

匿名性の技術は犯罪の決済取引にも悪用されることがあり、今後事件や新たな規制が施行されると価値は大きく下がってしまいます。そのため、将来性としてハイリスク・ハイリターンと言えるのではないでしょうか。

 

  • 取引量

匿名性が高い暗号資産の中ではダントツに多い取引量となっています。

 

  • 買いやすさ

2018年まではCoincheckで取り扱いがありましたが、現在では取り扱いがされてないようです。

現在は、Binance(バイナンス)などの海外の取引所を通じて購入するしかありません。

また、現在日本の金融庁による規制が強いられているため、新たにモネロを扱う取引所が登録される可能性は低いでしょう。

 

  • 実用性

ビットコインや他のアルトコインと比べると、まだまだ実社会で決済できる店舗は少なく実用性は低いでしょう。

 

#まとめ

今回は匿名性が高いモネロについて詳しく解説していきました。

秘匿性が高い暗号資産は今後も需要が高くなるという予測と、モネロの価格が安定していることから近年注目が集まってきました。

暗号資産で投資をするときの一つの参考になっていたら幸いです。

暗号資産ジャーナルでは、モネロの他にもたくさんの暗号資産についての記事を掲載しています。

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